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テキストマイニングの小部屋 第10回「修造があなたに熱く呼びかける!」

2015/04/22

タグ:梶山賢一 テキストマイニング 松岡修造 C.C.Lemon

株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシー
企画部 アシスタント・ディレクター 梶山賢一

現在スポーツキャスターとして活躍中の松岡修造さん。最近では『世界フィギュアスケート国別対抗戦2015』にも出演され、選手に熱い声援を送っていた。そんな松岡さんをイメージタレントとして起用したのがサントリーC.C.Lemon。「C.C.Lemon元気応援プロジェクト」と銘打ち、4月6日からCMやWEBでキャンペーンを行っている。特に、松岡さんが歌と作詞を担当し100人のニックネームで呼びかけるWEBは話題となっているようだ。今回はこのキャンペーンの話題をツイッターで分析してみた。



■分析対象: 「ccレモン and 松岡」「c.c.Lemon and 松岡」という単語を含むツイッター
■対象期間: 2015/4/10〜18
■対象件数: 4781件
■分析ソフト: 株式会社プラスアルファコンサルティング『見える化エンジン』


≪考察インデックス≫
 1.専用WEBサイトのツイートボタンをクリックしたツイートが最も多い
 2.最も多くツイートされたニックネームは「ゆうちゃん」
 3.ツイート内容は、「元気だ」「やばい」「面白い」などポジティブなものが大半

<はじめに>
このキャンペーンでは下記のようなWEBサイトを用意し、「あいちゃん」「あっきー」「あっちゃん」など100人のニックネームごとに松岡さんが歌で応援するというもの。名前をクリックすると動画が再生され、松岡さんの歌と踊りが見られる。



●専用WEBサイトのツイートボタンをクリックしたツイートが最も多い

図1は、投稿全体を「通常ツイート」「リツイート」「リプライ」に分けたときの時系列推移の図である。

図1 時系列グラフ(全体ベース)
 キャンペーンツィート数.jpg

件数では、3つのうち通常ツイートが3589件と一番多い。また、4月16日に通常ツイートのピークが見られる。一方リツイートやリプライには目立ったピークはない。

原文を見てみると、4月16日の通常ツイートのほとんどは、
「松岡修造さんが「ひなちゃん」を応援するぞ!!サントリー C.C.レモン 元気応援プロジェクト。キミだけの応援歌ムービー。」(注:ニックネームは各種あり)
という内容のツイートだった。C.C.Lemoの専用WEBサイトのツイートボタンを直接クリックしたものと思われる。実際にWEBサイトを訪問した人が多かったようだ。


なぜ4月16日にピークがあるのかはよくわからなかったが、実は松岡さんが出演した「世界フィギュアスケート国別対抗戦2015」は4月16〜19日にテレビ朝日で放送されている。ひょっとしたらそれが影響しているのかもしれない。

また、URLをコピーして友達に送りやすくする工夫も、拡散の要因になったようだ。
(実際のキャンペーンサイトでご確認ください。)



●最も多くツイートされたニックネームは「ゆうちゃん」

以上のようにC.C.Lemon専用WEBサイトからのツイートが多いことがわかったが、では100名分のニックネームのうち、どのニックネームが多くツイートされていたのだろうか。図2は専用WEBサイトのニックネームクリック数のランキングである。


図2 ニックネームクリック数のランキング(上位30位)
 ニックネーム1.gif
ニックネーム2.gif


1位は「ゆうちゃん」、2位は「あやちゃん」、3位は「なっちゃん」だった。
自分の名前をクリックしたり、友達の名前があったらそれを知らせたりという結果だと思われる。


●ツイート内容は、「元気だ」 「やばい」 「面白い」 などポジティブなものが大半

 次にツイート全体の投稿内容を見てみよう。図3は投稿内容のうち形容詞のみ表したワードクラウドである。


図3 ワードクラウド(形容詞のみ)
 キャンペーンワードクラウド.jpg

ポジティブな単語を赤、ネガティブな単語を青で表示した。また、件数に応じて文字を大きく表示している。
これを見ると、「元気だ」「やばい」「面白い」「すごい」「好きだ」といったポジティブな単語が多いことがわかる。なお、「やばい」「すごい」もポジティブな意味で使われていたので赤で表示している。

実際の原文をいくつか引用する。

【元気だ】
 「松岡修造のccレモンのやつ、友達から送られてきてから毎日みてるww元気になるwww」
 「CCレモンが無性に飲みたい。松岡修造見ると、元気になるな」
 「松岡修造さんのCCレモン応援歌で死ぬほど元気でた」

【やばい】
 「寝る前にccレモンの松岡修造の動画みたら面白すぎてやばいwwwww」
 「松岡修造のCCレモンのCMほんとやばい、、、頭から離れん!」
 「なおから送られてきたけど、この動画の破壊力やばい(^∇^)」

【嬉しい】
 「松岡修造のCCレモンの動画いいわー?名前があって嬉しい」
 「松岡修造さん!!名前を呼ばれて嬉しいです(笑)全国のえりちゃん元気出てますよっ!!」
 「修造に応援して貰ったwwwwww嬉しいwwwwwwwww」

【ウザい】
 「最初のあいちゃんって名前呼ばれるところがかなりウザかったwwwww」
 「相当ウザいwww」
 「松岡修造大好きだけどCCレモンのCMの歌はウザいと思ってしまった」

【暑苦しい】
 「先輩から応援ソング届いたけど暑苦しいよ」
 「すっごい応援されてるけどwwww笑顔が暑苦しいけどwwww元気無かったわけじゃないけど元気出たわwwww」
 「う・・暑苦しい・・(笑)」

このように、「応援してもらって元気が出た」「名前があって嬉しい」などという声が多かった。また、ネガティブなワードも、原文を見てみると必ずしも全面的なネガティブではなく、ネタとして半分面白がっている様子がある。


●まとめ

松岡さんの前向きで熱い姿勢はよく知られていると思う。今回のキャンペーンではそんな松岡さんのキャラクターに合わせるように、100名分の熱いメッセージ動画を作ってしまうという過剰さがウケているようだった。
また、知り合いの名前を見つけたらつい知らせたくなってしまう心理もうまく利用している。URLのコピーをしやくして、簡単に伝えられるような仕組みも奏功したと思われる。