株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシー
定性調査部 ディレクター インタビュアー 吉田 聖美
とはいっても、実はスカイツリーではなく、併設する「すみだ水族館」の征服がお目当て。
この「征服欲」を皮切りにさまざまな「欲・欲求」について考えていきたいと思う。
水族館好きで関東近郊の水族館はほぼ訪問している私にとっては、新しく出来た水族館、訪問して関東制覇を目指さなければ、と「征服欲」で来館することとなった。
31階の目線では、スカイツリーの第一展望台までまだ半分にも満たない!31階からでも遥か上を見上げなければならないスカイツリーの高さに驚くと共に、隣のビルをこの高さに設定したことに感心してしまった。
そこで、隣のスカイツリーに目をやる。スカイツリーの展望台はまだまだ高い。
「31階でこの景色なら、スカイツリーの展望台からの景色はさぞかしすごいに違いない」と私も思い、周りからも同様の感想が聞かれていた。これまで全く想像が出来なかったスカイツリーの展望の凄さがちょっとだけわかるようで、わからない。だから、体感したい「欲」がむくむくと起こってきた。
違う日、物産展に行ったときも別の欲があった。
子連れだったからか、物産展の店員さんに声をかけられ、試食。するとあれもこれもと次から次に試食品が出てくる。
試食後、このまま帰るのはさすがに申し訳ない、と2品ほど購入。
ここで何も買わずに帰るのは申し訳ないし、試食するだけして、というのもちょっと恥ずかしい気がする・・・との気持ちからの行動となった。
スーパー/ドラッグストアでの、価格だけを見てブランド・産地等を全く気にしないような、極端な話どれでもいいので「一番安いものを買う」という選択を見ても、そこには「節約欲」が存在している。あるいは選択に時間をかけたくないという「時間節約欲」や、そこまで頭を使いたくないという「思考節約欲」かもしれない。
「欲」が伴わない消費も時には存在している。
「買わなければいけないもの、買わないという選択肢がないもの」は「欲」が伴わない消費だろう。
子どもがいると、学校関連のものなど、この欲が伴わない「義務消費」が若干多くなり、「欲」が伴う消費の楽しさを認識する。
昔からマーケティングで唱えられている「欲・欲求」だが、一連の行動を振り返り、改めて考えていきたいと思った。


