代表取締役 澁野 一彦
総務省は「敬老の日」に合わせて9月15日時点での65歳以上の高齢者の推計人口が3074万人で、過去最多を更新したと発表した。(日経記事より)
年代別の要介護認定者率をみると、65〜74歳の前期高齢者では5%程度であるが、75~79歳で15%に増加し、80歳以上では35%を超える。
2020年には410万人(11.3%)、2025年には470万人(12.8%)に増加すると推計しており、今後益々有病比率が上がる。(認知症の有病率は「日常生活自立度U以上」で算定)
〜厚生労働省の平成22年「国民生活基礎調査」から〜
高齢者の半数近く(49.6%)が健康状態について何らかの自覚症状を訴えており、更に「現在、健康上の問題で日常生活動作、外出、仕事、家事、学業、運動等に影響のある者(入院者を除く)」という日常生活に影響がある人は5分の1程度(20.9.%)存在する。
・「屋外生活における不便」⇒病院への便が悪い、買い物に行くのが遠くて不便、自転車に乗れなくなった…
・「屋内生活における不便」⇒階段の上り下りがきつい、階段を下りる時膝が痛い…
・「介護の不安」⇒介護に金がかかる、介護保険がどうなるか不安、介護に時間がとられる…
・「将来不安」⇒年老いることが不安、年金が少なく生活が不安、将来1人暮らしになることが不安
…
などが上がっている。
年をとることによって生じる「身体的な衰え」や、「経済不安」「心理的不安」などかベースになって数々の不都合を感じている。
「4人に1人」という高齢者社会を生き抜くため、肥大化する高齢者層を背負えない下の世代に代わって元気な高齢者が同じ高齢者を支えるという「高高支援」が広がっている。(朝日新聞の記事から抜粋)。
介護施設では、「話し相手」や「送迎」「病院の付き添い」など比較的力仕事ではないサービスの現場で高齢者が活躍し始めている。若い職員に体力では勝てないが、昔の出来事や懐かしい演歌といったお年寄りの話題にはついていける。また足腰の衰えや体の痛みも年代が近いことでよく理解できる。
元気なシニアは今、こうした分野の担い手として力を発揮することを期待されている。
続く


