株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシー
代表取締役社長 澁野 一彦
先日朝日新聞に「CMに字幕つけませんか」という記事が掲載されていた。
字幕を入れたCM放送が広がる兆しを見せている。高齢化に伴う難聴者の増加や、音声を再生しない視聴スタイルの広がりもあり、需要が高まりそうだと記事では書いている。
その時実施した聴覚障がい者を対象にしたアンケートでは、回答者の9割が「内容がよくわかった」「わかった」と回答し、視聴の評判も上々のようである。
「CMってこんなにたくさんの情報を流していたんだ!」「これまでCMには見向きもしなかったが字幕のおかげで意識して見るようになり、商品情報も頭に残る。店ではまずCMの商品を探す」。「字幕のつく企業への印象もよくなる」。まさに上々の広告M効果である。
高齢の方にも好評で 「年齢とともに耳が遠くなると、字幕CMが役に立つ」という声が上がっている。
年齢や障がいの有無に関わらず、できるだけ多くの人に情報をわかりやすく伝えていく「情報のユニバーサルデザイン化とメディア(への易しい)アクセシビリティ」が注目されている。
現代社会において様々な人が「情報」に接しており、その質と量は暮らしに大きな影響を与える。
また当コラムでもよく取上げるが、高齢者のインターネット利用も年々かなり進んできている。
障がい者や高齢者に限らず「すべての人が何かしらのハンディキャップ負う可能性がある」という視点の基で、情報を提供する仕組みを考えてもらいたいものである。
続く


