株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシー
代表取締役社長 澁野 一彦
2010年に出版された「体脂肪計タニタの社員食堂」は、「続・・・タニタの社員食堂」「丸の内タニタ食堂」等シリーズを含めて累計で500万部突破というメガヒットを樹立した。
「500kcal台のまんぷく定食」と副題にあるように、ご飯とみそ汁、主菜と副菜の2品の合計が500キロカロリーに収まる、低カロリー、低塩、低脂肪の(粗食?)定食が31パターン載っている。
体裁はレシピつきの標準的なクッキング本だが、実際に利用している当社の社員たちが顔写真と部署、年齢まで公表して体重の変化を証言し、中には約一年間で15キロ減量できた男性社員も出てきて、"タニタ"ブランドとともにダイエット本としての説得力は絶大である。
| 〜「日本一おいしい! 」と評判の病院食がレシピ化〜! 日本一おいしい病院ごはんを目指す!「せんぽ東京高輪病院500kcal台のけんこう定食」 |
「体にはよいが薄味でまずい」という病院食の固定概念を崩す"パンチのある味"が患者さんの間で評判。
「病院食がまずいというイメージが許せなかった。プライドをかけて作っていますから」。(同室長)
最初のページを捲った本の紹介(「はじめに〜」)からしてすごい。
レストラン出身の調理スタッフが カラダに最高のごちそうを作っています』
カロリー計算もあり、その他「脂肪燃焼」「美肌」「血糖値」「アンチエイジング」など効き目のある効用についてアイコンつきで、とっても使い勝手がよくて、ダイエットにいつも挫折してしまう人でも、簡単、楽しく、お腹一杯食べられてダイエットできる。
また書店で平積みになっているほど人気の「国循の美味しい、かるしおレシピ」は国立循環器病研究センター(大阪)の監修で、「0.1mlまで測れる かるしお(軽塩)スプーン3本セット」まで付録としてついている。
厚生労働省の調査では、40歳から74歳の男性では、2人に1人が、また女性では5人に1人がメタボリック・シンドロームの予備軍であるというデータが出ており、国をあげて対策強化の動きも加速してきている。
カロリー、糖質・砂糖、アルコール、脂肪分、コレステロールのいずれかがゼロ。飲んでも、食べても「なかったことにできるゼロ商品」は、メタボを心配する人たちの心理を捉え、一過性のブ−ムでは終わらず、1つの食品カテゴリーとして定着しそうな勢いである。
「レシピ本にとどまらず、各地の病院の食堂で自慢のメニューが食べられるのがベスト。今日の昼食は病院でなんていうのが定着すれば、生活習慣病は激減する」「健康を考えれば、"美味しい病院食"はひとつの理想」。
「病院食」からのイメージは美食・グルメとは大きくかけ離れるが、「ゼロ」ブーム同様、健康という視点で見れば、管理栄養士が作る「病院食」は わかりやすく且つ絶対的な信頼感に繋がる。
『美味しいグルメな病院食』は、「生きるために食べる」時代から、「食べる欲望を満たすために生きる」時代の究極の食の形態なのかもしれない。


